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元気です(伊東記) [ボランティア全般]

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博物館の改修工事が始まり、体験工房が閉室となり、まが玉作りがお休みになって半月ほど経ちました。
ボランティアも、なんとなく暇をもてあまし気味です。
しかし、この期間に研鑽を積もうと、12月10日に博物館主催のボランティアの研修会に参加しました。
朝8時45分に博物館に集合、車に分乗して、まずは埼玉県埋蔵文化財調査事業団へ。ここは埼玉県内の遺跡の発掘調査、遺物の整理・保存、報告書の作成、資料の活用・普及などを行っているところです。収蔵庫では膨大な量(数は職員でも正確にわからないそうです)の石器・土器などに圧倒されました。また整理室では発掘された遺物の洗い、土器の接合、コンピューターでの立体図の作成などを見せていただきました。
続いて吉見町埋蔵文化財センターと吉見の百穴へ。埋蔵文化財センターは町立で、百穴の敷地内にあります。ここでは、吉見町内の遺跡の発掘調査、遺物の展示、体験学習などを行っています。体験学習では、まが玉、琥珀まが玉ストラップ、埴輪などを作ることができます。まが玉作りと聞いてボランティアの皆さんも目の色が変わり、さきたま博物館のやり方とどう違うか、参考になることはないかと、熱心に質問していました。
東松山でおいしいそば定食を食べた後、野本将軍塚古墳へ。ここは全長115mという、さきたまの二子山古墳に次ぐ大きさの古墳です。主体部の発掘調査が行われていないので、築造年代がはっきりわかりませんが、墳頂部に登ると、かなり大きいことが実感できました。
続いてそのすぐ近くにある東松山市埋蔵文化財センターへ。ここでは展示室だけでなく、普段は入れない収蔵庫も見学させていただきました。盾を持つ人の埴輪(おくま山古墳出土)や、巨大な円筒埴輪、朝顔形埴輪など、貴重な遺物が収蔵されています。
最後に坂戸市の景台遺跡の発掘現場へ。ここでは縄文時代の竪穴住居跡と、中世の館跡が発見されています。特に中世館跡の地下式抗、井戸の跡はかなり巨大なものでした。
1日かけて5か所の見学を終わり、事故もなく皆さん帰ってきました。次は1月21日に行田市内の古墳と行田市の郷土博物館の見学を予定しています。博物館の行事も、12月14日には「みらい」で古代の布作りが行われました。今後、1月18日に「古代米を炊こう」、2月8日に「古代の布作り」、3月1日に「古代の武人に変身」が予定されています。ボランティア一同、元気で、皆さんとお会いできる日を楽しみにお待ちしています。
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吉見の百穴前
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景台遺跡の発掘現場



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