SSブログ

奥の山古墳現地説明会(伊東記) [講座ボランティア]

2518020.gif
 10月25日(土)に、奥の山古墳の発掘調査現地説明会が行われました。
 奥の山古墳は、整備計画がたてられ、それに先立つ発掘調査が昨年から行われています。
 埼玉古墳群の8基の前方後円墳のうち、7基は周堀が二重の長方形ですが、奥の山古墳だけは一重の盾形の周堀であるといわれていました。しかし昨年の調査で、古墳の南側と東側から外堀が見つかりました。今年の調査は、古墳の北側を発掘し、北側にも外堀があるか、堀の形は盾形か長方形か、隣接する鉄砲山古墳の堀との関係はどうなっているか、などを調査しています。
 説明会当日はどんよりと曇った日でしたが、幸い雨にも降られず、午前10時と午後1時30分の2回の説明会に、合わせて400人ほどの方が参加していただきました。史跡整備担当の学芸員が、発掘現場を回りながら、新たにわかった内堀の北側の様子や、鉄砲山古墳と奥の山古墳の外堀の関係などをわかりやすく説明し、参加者も熱心に聴いていました。
 発掘調査はまだ途中であり、来年も引き続き行われます。来年度は堀だけではなく、造出しの調査も予定されています。学芸員からは、今後の調査の状況については、このような説明会の予定はないが、問い合わせいただければご説明しますとのことでした。
DSCN2087.JPG
DSCN2080.JPG
nice!(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。