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体験工房オープン(伊東記) [ボランティア全般]

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 博物館の耐震補強工事のため、しばらく閉室していた体験工房が、3月20日(金、春分の日)にオープンし、勾玉づくりも再開しました。ボランティアの皆さんも久しぶりに顔を合わせました。

 この日は企画展「彩の国埼玉 古墳時代の優品」オープン初日であり、また「鉄砲山、奥の山古墳特別公開」も行われました。あいにく、朝のうちは雨が残り、午後からは強風が吹き荒れましたが、多くの方が来館され、勾玉づくりにもたくさんのご家族が挑戦しました。

 いよいよ春到来。さきたま古墳群にも桜や菜の花が咲きそろう季節です。ボランティアも4月から新しいメンバーも加わり、勾玉づくり・展示解説・イベントのお手伝いなど、皆様によろこんでいただけるようがんばります。
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元気です(伊東記) [ボランティア全般]

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博物館の改修工事が始まり、体験工房が閉室となり、まが玉作りがお休みになって半月ほど経ちました。
ボランティアも、なんとなく暇をもてあまし気味です。
しかし、この期間に研鑽を積もうと、12月10日に博物館主催のボランティアの研修会に参加しました。
朝8時45分に博物館に集合、車に分乗して、まずは埼玉県埋蔵文化財調査事業団へ。ここは埼玉県内の遺跡の発掘調査、遺物の整理・保存、報告書の作成、資料の活用・普及などを行っているところです。収蔵庫では膨大な量(数は職員でも正確にわからないそうです)の石器・土器などに圧倒されました。また整理室では発掘された遺物の洗い、土器の接合、コンピューターでの立体図の作成などを見せていただきました。
続いて吉見町埋蔵文化財センターと吉見の百穴へ。埋蔵文化財センターは町立で、百穴の敷地内にあります。ここでは、吉見町内の遺跡の発掘調査、遺物の展示、体験学習などを行っています。体験学習では、まが玉、琥珀まが玉ストラップ、埴輪などを作ることができます。まが玉作りと聞いてボランティアの皆さんも目の色が変わり、さきたま博物館のやり方とどう違うか、参考になることはないかと、熱心に質問していました。
東松山でおいしいそば定食を食べた後、野本将軍塚古墳へ。ここは全長115mという、さきたまの二子山古墳に次ぐ大きさの古墳です。主体部の発掘調査が行われていないので、築造年代がはっきりわかりませんが、墳頂部に登ると、かなり大きいことが実感できました。
続いてそのすぐ近くにある東松山市埋蔵文化財センターへ。ここでは展示室だけでなく、普段は入れない収蔵庫も見学させていただきました。盾を持つ人の埴輪(おくま山古墳出土)や、巨大な円筒埴輪、朝顔形埴輪など、貴重な遺物が収蔵されています。
最後に坂戸市の景台遺跡の発掘現場へ。ここでは縄文時代の竪穴住居跡と、中世の館跡が発見されています。特に中世館跡の地下式抗、井戸の跡はかなり巨大なものでした。
1日かけて5か所の見学を終わり、事故もなく皆さん帰ってきました。次は1月21日に行田市内の古墳と行田市の郷土博物館の見学を予定しています。博物館の行事も、12月14日には「みらい」で古代の布作りが行われました。今後、1月18日に「古代米を炊こう」、2月8日に「古代の布作り」、3月1日に「古代の武人に変身」が予定されています。ボランティア一同、元気で、皆さんとお会いできる日を楽しみにお待ちしています。
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吉見の百穴前
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景台遺跡の発掘現場



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奥の山古墳現地説明会(伊東記) [講座ボランティア]

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 10月25日(土)に、奥の山古墳の発掘調査現地説明会が行われました。
 奥の山古墳は、整備計画がたてられ、それに先立つ発掘調査が昨年から行われています。
 埼玉古墳群の8基の前方後円墳のうち、7基は周堀が二重の長方形ですが、奥の山古墳だけは一重の盾形の周堀であるといわれていました。しかし昨年の調査で、古墳の南側と東側から外堀が見つかりました。今年の調査は、古墳の北側を発掘し、北側にも外堀があるか、堀の形は盾形か長方形か、隣接する鉄砲山古墳の堀との関係はどうなっているか、などを調査しています。
 説明会当日はどんよりと曇った日でしたが、幸い雨にも降られず、午前10時と午後1時30分の2回の説明会に、合わせて400人ほどの方が参加していただきました。史跡整備担当の学芸員が、発掘現場を回りながら、新たにわかった内堀の北側の様子や、鉄砲山古墳と奥の山古墳の外堀の関係などをわかりやすく説明し、参加者も熱心に聴いていました。
 発掘調査はまだ途中であり、来年も引き続き行われます。来年度は堀だけではなく、造出しの調査も予定されています。学芸員からは、今後の調査の状況については、このような説明会の予定はないが、問い合わせいただければご説明しますとのことでした。
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秋の鉄剣ガイドツアー(村井記) [解説ボランティア]

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秋分の日9月23日は、秋晴れのすがすがしい1日でした。お彼岸の中日でもある祝日なので、多くの出足が予想されました。
体験工房は予想どおり、多くの勾玉作りのお客さまで終日にぎわいました。

なかには、オーストラリアから昨日到着したばかりの交換留学生の一人も、ステイ先の家族とともに勾玉つくりに挑戦し、電子辞書を片手に英会話に悪戦苦闘しながらも、楽しい時間を過ごしているようでした。

また、さいたま市シルバー大学の史跡めぐりクラブの会員60名中19名が来館し、希望により解説付きで館内を見学しました。みなさん展示物に感動するとともに、親切で丁寧な解説であったと感謝してお帰りになりました。

さらに「鉄剣ガイドツアー」のイベントは午後1時に受付け、20名でスタートしました。約40分の国宝展示室の解説の後、埼玉公園内をガイドしました。途中参加の3名を加えて、みなさんと公園内を散策しました。瓦塚古墳の頂上には、季節の彼岸花が咲き、外堀には、コスモスが咲いていて、確かな秋を感じたひとときでした。

最終目的地である稲荷山古墳の頂上で、「金錯銘鉄剣」等の出土した礫槨や、すぐ脇の粘土槨の説明に1500年前の古代の生活を想像しつつ、すすきの咲いた頂上から行田市の展望を楽しみ、三々五々の解散となりました。
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鉄剣ガイドツアー同行記(村井記) [解説ボランティア]

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9月15日は、敬老の日で、朝から博物館はにぎわった。夏の暑かった陽気もようやく峠を越した感があって、曇り空でツアー向きであった。

館内の体験工房は、勾玉作りで、いつもより机を二つ足しても、いっぱいの親子連れ等で賑わっていた。来館者および体験工房でいろいろな体験を希望されるお客様は、このところ大変多く、ボランティアの活動なくしては、成り立たない状況となっている。

今日は、特別のイベントで「鉄剣ガイドツアー」ということで、午後1時30分からの開始にあわせて受付がはじまった。予約は4組6名で、一般受付に期待が寄せられた反面、来館者数に比較して、希望者は少なく、やむなく「鉄剣ガイドツアー」ののぼり旗を持って、お客様の呼び込みに入った。その成果もあってか出発の時間には12名の参加があった。

ガイドは博物館の学芸員が担当し、ボランティア数名が支援に回った。まず、館内を解説付きで閲覧した。ホワイエでさきたま古墳公園の概要と成り立ち、およびここの古墳の解説があり、1500年前の北武蔵の豪族の生活等がしのばれた。

古墳群の解説の後、展示室に移り、本物の金錯銘鉄剣の見事な出来栄えを見学し、また銘文の内容を聞き、当時の国の姿を想像して、日本の古代を今のごとくに認識して、一同驚きと感嘆を表していた。

外は曇りがちでそれほどの暑さもなく、館を出て外を回った。まず右手に見える瓦塚古墳を眺め、前方後円墳の姿を横から眺めて、その名の由来であると考えられる大八車と比較して眺めた。つづいて、愛宕山古墳を通過し、丸墓山古墳の方へ向かった。

丸墓山を左に見て、右折し、今日の目標である稲荷山古墳に向かって、公園内をゆっくりと進んだ。古墳の前では、参加者数も途中参加を加えて21名に膨らみ、古墳の歴史、いろいろな経緯と現在の修復完了後の姿を目の当たりにして、古代の偉大な事業を実感した。

急な階段を上り、頂上へ向かった。本来、天気が良ければ、頂上から南に富士山が見え、東に筑波山を望み、北にアルプの山々を見渡せる眺望が楽しめたのだが、あいにくの曇り空で、残念ながら近場以外は見渡せなかった。

頂上では、礫槨のレプリカ、粘土槨をそれぞれ見て、発掘当時のいきさつを交えた最後の解説があり、古墳の様々な有様を体感した。

質問や疑問の応答の後、アンケートに記入していただいて、現地解散となった。
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水子貝塚現地見学会(伊東記) [講座ボランティア]

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夏に行われた「シニア講座」、第3回は9月13日(土)に「史跡水子貝塚発掘70年」現地見学会が行われました。
水子貝塚は、埼玉県富士見市にある、縄文時代前期中葉(5500年前)の貝塚です。当時は気候が温暖で、縄文海進と言われ、この地域は古入間湾に面していました。そこに環状の村が作られ、廃屋になった竪穴住居跡が貝塚になったものです。
1938(昭和13)年に貝塚が発掘調査され、1969(昭和44)年に国史跡に指定、1991~1993(平成3~5)年に公園として整備されました。
当日は水子貝塚史料館館長の荒井幹夫さんから、水子貝塚の発掘調査と整備・活用の歩みについてお話いただき、公園と展示館を案内していただきました。公園はまわりを縄文の森で囲み、真ん中は芝生の広場の中に貝塚跡を復元し、竪穴式住居5棟を復元しています。また展示館では、貝塚の発掘順を追って、立体的な展示がされています。
参加者は荒井館長を囲んで、色々質問しながら、貝塚の意味や復元の苦労などへの理解を深めることができました。
今年のシニア講座はこれで終了し、9月27日からは「考古学研究最先端」が再開されます。引き続き多くのみなさまのご参加をお待ちしています。
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さきたま古墳公園での光景  新井喜広記 [ボランティア全般]

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9月5日(金)雨上がりの朝、久しぶりに古墳公園を散歩しました。雨にぬれた草木の中、まだまだ、セミが元気よく鳴いていました。
生い茂った草を除草するため、作業員の方が立て看板をもって歩いてきました。環境を整備し、ここを訪れるお客様を気持ちよくお迎えするには、こういう努力も必要だと感じました。

駐車場の前で、老夫婦と行き会いました。おじいちゃんとおばあちゃんが仲良く手をつなぎ、行き会いざまに笑顔で「おはようございます」と挨拶されました。私も「おはようございます」と挨拶を返しました。おじいちゃんがおばあちゃんをリードしている姿が微笑ましく人生そのものに感じました。「笑顔と笑顔」写真が撮れなかったのが残念でなりませんでした。

先日も、稲荷山古墳の前で腕を組んで歩いている老夫婦に行き会ったことがあり、そのときも、幸せそうでうらやましかった記憶がよみがえりました。なにも恥ずかしいことはありません、堂々と「さきたま古墳公園」の散歩道を腕を組んで歩いてください。私にはできないかも知れませんが。

この日の帰り道「さきたま緑道」でも楽しそうに散歩している老夫婦に出会いました。ここでも挨拶を交わし、これからどこに行くのかな、今日は何人と挨拶を交わしただろうかと思い出しながら家に帰りました。

さきたま史跡の博物館前には、移築民家もあります。さいたま市からきたグループが見学していました。「わぁ~なつかしい、ここであったかぼっこしたよね」「あ、ここそうよね」と話がはずんでいました。「あったかぼっこ」って日向ぼっこのことかなと思いながら、話を聞いていましたが、ここは子どものころの思い出に浸ることができる懐かしい建物です。博物館にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

ある日の夕方、3人の女性グループが古墳公園を歩いていました。午後5時になり近くのスピーカーから「故郷」のメロディーが流れてきました。そのメロディーに合わせて一人が歌い始めたら、全員でハーモニーが始まりました。「うさぎ追いしかのやま~」自分の故郷や幼いときを思い出したのか、快い雰囲気に目を向けると、目と目が合ってしまい、お互いに自然と顔がほころび、とてもすがすがしい気持ちになりました。

「さきたま古墳公園」はこんなところです。これから秋の行楽シーズンになりますが、私たちボランティアは国宝展示室だけでなく、古墳公園など外のご案内もしたいと思っています。ボランティアならではのおもてなしができると思いますので、ぜひお声がけをお願いします。


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夏休み総集編(村井記) [体験ボランティア]

2518020.gif8月31日は、夏休み最終日とあって、天候があまり良くなかったにもかかわらず、大勢の来館者でにぎわいました。中には、夏休みの宿題にしようと、閉館間近まで頑張って、自由研究の成果を体験工房で製作するのに一生懸命なお子さんもいました。
体験工房は、平成19年4月にオープンしたまだ1年ちょっとの未熟児ですが、ボランティアは平成19年の第一期生と、平成20年の第二期生が加わって、より充実してきました。体験工房の来館者もリピーターが増えてきて、2回、3回と繰り返し来館されるお客さまも多く、また、ある埼玉県の中学の1年生全員に、学校から夏休み中に1度は「さきたま史跡の博物館」に来館し、世界遺産に申請されている金錯銘鉄剣や体験工房の勾玉作りに触れて、埼玉県の史跡を体験することが宿題として出されたところもあった。8月1日には、博物館とボランティアで「全体会」を実施し、16名のボランティアが参加し、有益な意見交換をした。また、ボランティアは独自に研修会として、7月10日に、群馬県太田の天神山古墳や、高崎のかみつけの里博物館、綿貫観音山古墳等を見学し、有意義な一日を過ごしました。その他のイベントとして、火起こしや、古代の衣装の着装、アンギン織り、土器つくりなど色々と提供し、勾玉つくりと展示解説を合わせて、来館者増の実績をぐんぐん伸ばしている。
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さきたまシニア講座 [講座ボランティア]

2518020.gif今日は、今年度最初のさきたまシニア講座として、「昭和43年の夏ー稲荷山古墳の発掘調査」が駒宮史郎講師によって、開催された。
内容は、発掘以前のさきたま古墳群の様子や発掘当時の猛暑の中の発掘調査の実態を、専門家の立場からいろいろな裏話を交えたもので、2時間にわたって興味深く聴講できた。ボランティアにとっては、今後の展示解説に大いに役立つ内容で、当時の裏方の苦労話や偶然の出来事に大変興味をそそられた。当初の発掘対象だった愛宕山古墳が稲荷山古墳に変更となった経緯や、横穴式石室を想定して発掘をすすめていたが、その後竪穴式石室へと考えを変えた直後、稲荷山古墳の後円部頂上付近に礫槨を見つけたという大発見に感動した。航空写真を使った探査や土器として土師器や須恵器の専門的解説に、発掘調査の担当者のひたむきな思いを聞き、大変な苦労の末、大発見がなされたことを知った。
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ボランティア新入生(伊東記) [ボランティア全般]

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さきたま史跡の博物館にボランティアが導入されて2年目。今年度は、昨年から継続のボランティア30名、今年から新規に加わったボランティア18名、合計48名で活動することになりました。
新規のボランティアは、事前に3回の研修に参加し、4月からは工房での勾玉作りや講座、行事のお手伝いなど、先輩のやり方を見ながら大分慣れてきました。でも展示室の解説は自分ひとりで行う自信は持てず、先輩にお願いしてその後を付いて回るのがやっとの状態です。
そんな新規ボランティアのために、7月11日、12日に博物館の職員の方が展示解説の研修を実施してくれました。私は12日の研修会に参加させていただきました。
当日は中島学芸主幹が講師になり、ボランティア控え室での「さきたま史跡の博物館と埼玉古墳群」の概要説明の後、
◆ロビーでの航空写真の説明
◆国宝展示室での
・鉄剣ケースについて
・礫槨復原想定図について
・稲荷山古墳航空写真について
・埴輪について
実際の展示を前に、来館者のみなさんにどう解説するか、ていねいに教えていただきました。
ボランティアのほうも、3ヶ月間学芸員の方や先輩のボランティアの方の後をついて何度か解説の現場に立ち会った経験もあり、「古墳群の範囲は何メートルと説明すればいいのか」「稲荷山の礫槨と粘土槨はどちらが先に作られたのか」など、中島さんに矢継ぎ早の質問をし、自分で解説する場合を考えながら必死に理解を深めようとしていました。
 この研修だけで、来館者のみなさんに自分だけで解説できるようになったとの自信は持てませんが、博物館のガイドブックをもう一度読み返したり、展示室の解説を読み直したり、先輩や学芸員の方に質問したりしながら、各自が勉強を進めています。
 来館者のみなさん、自分で展示室を観るだけの場合と、学芸員やボランティアの解説を聞きながら観るのとでは、理解の深さが格段に違います。ボランティアは展示室の手前の「さきたま体験工房」に待機していますので、いつでも「解説してください」と気軽に声をかけてください。質問に答えられないことがあれば、先輩のボランティアや学芸員の方を呼び出してお答えします。
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