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水子貝塚現地見学会(伊東記) [講座ボランティア]

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夏に行われた「シニア講座」、第3回は9月13日(土)に「史跡水子貝塚発掘70年」現地見学会が行われました。
水子貝塚は、埼玉県富士見市にある、縄文時代前期中葉(5500年前)の貝塚です。当時は気候が温暖で、縄文海進と言われ、この地域は古入間湾に面していました。そこに環状の村が作られ、廃屋になった竪穴住居跡が貝塚になったものです。
1938(昭和13)年に貝塚が発掘調査され、1969(昭和44)年に国史跡に指定、1991~1993(平成3~5)年に公園として整備されました。
当日は水子貝塚史料館館長の荒井幹夫さんから、水子貝塚の発掘調査と整備・活用の歩みについてお話いただき、公園と展示館を案内していただきました。公園はまわりを縄文の森で囲み、真ん中は芝生の広場の中に貝塚跡を復元し、竪穴式住居5棟を復元しています。また展示館では、貝塚の発掘順を追って、立体的な展示がされています。
参加者は荒井館長を囲んで、色々質問しながら、貝塚の意味や復元の苦労などへの理解を深めることができました。
今年のシニア講座はこれで終了し、9月27日からは「考古学研究最先端」が再開されます。引き続き多くのみなさまのご参加をお待ちしています。
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