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さきたま古墳公園での光景  新井喜広記 [ボランティア全般]

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9月5日(金)雨上がりの朝、久しぶりに古墳公園を散歩しました。雨にぬれた草木の中、まだまだ、セミが元気よく鳴いていました。
生い茂った草を除草するため、作業員の方が立て看板をもって歩いてきました。環境を整備し、ここを訪れるお客様を気持ちよくお迎えするには、こういう努力も必要だと感じました。

駐車場の前で、老夫婦と行き会いました。おじいちゃんとおばあちゃんが仲良く手をつなぎ、行き会いざまに笑顔で「おはようございます」と挨拶されました。私も「おはようございます」と挨拶を返しました。おじいちゃんがおばあちゃんをリードしている姿が微笑ましく人生そのものに感じました。「笑顔と笑顔」写真が撮れなかったのが残念でなりませんでした。

先日も、稲荷山古墳の前で腕を組んで歩いている老夫婦に行き会ったことがあり、そのときも、幸せそうでうらやましかった記憶がよみがえりました。なにも恥ずかしいことはありません、堂々と「さきたま古墳公園」の散歩道を腕を組んで歩いてください。私にはできないかも知れませんが。

この日の帰り道「さきたま緑道」でも楽しそうに散歩している老夫婦に出会いました。ここでも挨拶を交わし、これからどこに行くのかな、今日は何人と挨拶を交わしただろうかと思い出しながら家に帰りました。

さきたま史跡の博物館前には、移築民家もあります。さいたま市からきたグループが見学していました。「わぁ~なつかしい、ここであったかぼっこしたよね」「あ、ここそうよね」と話がはずんでいました。「あったかぼっこ」って日向ぼっこのことかなと思いながら、話を聞いていましたが、ここは子どものころの思い出に浸ることができる懐かしい建物です。博物館にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

ある日の夕方、3人の女性グループが古墳公園を歩いていました。午後5時になり近くのスピーカーから「故郷」のメロディーが流れてきました。そのメロディーに合わせて一人が歌い始めたら、全員でハーモニーが始まりました。「うさぎ追いしかのやま~」自分の故郷や幼いときを思い出したのか、快い雰囲気に目を向けると、目と目が合ってしまい、お互いに自然と顔がほころび、とてもすがすがしい気持ちになりました。

「さきたま古墳公園」はこんなところです。これから秋の行楽シーズンになりますが、私たちボランティアは国宝展示室だけでなく、古墳公園など外のご案内もしたいと思っています。ボランティアならではのおもてなしができると思いますので、ぜひお声がけをお願いします。


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