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「さきたま講座」を手伝って1年(小澤記) [講座ボランティア]

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平成19年度「さきたま講座」が開催され、好評の中、今期は終了いたしました。
内訳は、シニア講座4回と、当館にて現在開催中の企画展「考古学で学ぶ動物とのかかわり」に関連する大人向け講座6回がそれぞれ解り易く講義されました。

私も講座の準備などの手伝いをしながら「シニア講座」を受講しました。
その中で、新たな年代測定法に基づく年代観が提示され、弥生時代が500年も遡るという説が現在論争中であるという話がありました。古代の歴史は、近代史のように時系列になりにくいといわれていますが、反面考古学の発展によって、絶えず新たな事実が明らかにされ変えられていくと言う話を聞いたことがあります。

また、古代史における真偽の修正や新説に対する内容は、とても興味深く面白いと思いました。
聴講者の多くは、主題に対する豊富な内容、解説は勿論の事、関連の紹介や最新情報と優秀な先生方が身近にいることに感嘆いたしておりました。

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企画展関連講座内容を要約すると、
 ① 古墳時代の動物遺存体と交易 
 ② 古墳から発見された馬具類から其の時代の馬について考える 
 ③ 遺跡から発見される動物の形をした土製品から人と動物の関わりを考える 
 ④ 古墳の壁画に描かれた動物とそれらの動物の果たす役割 
 ⑤ 遺跡から発見された猪や豚の骨の研究から其の存在と利用を検証する 
 ⑥ 各地の古墳から発見された様々な馬具の研究から其の当時の社会情勢について考える   

それぞれの講座から其の時代の人と動物の関係が伺われ古墳時代の具体的なイメージを感じ取りました。
次年度の「さきたま講座」大いに期待を致します。

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