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古代の布織り用道具の製作(熊谷記) [体験ボランティア]


「古代の布づくり」の体験活動を行う準備として、布織り用の道具を10セット製作しています。
道具は、多くの子ども達がコースターづくりに簡単に取り組めるように、と同じ型にしました。

釘を使用しないで製作するなど、古代のものに近づけたいと思いましたが、取り扱いをしやすくするために、接着剤やダボを使用して組み上げます。

10セット分の部品作りは数が多いので、丸ノコやボール盤などを準備してもらい、大量生産をすることができました。

糸を巻きつけるおもりについては多くの検討をしています。重さの違いで糸の張り具合に影響するため、数グラムの差にも留意し(10グラム)、糸が絡まないように長さ(50ミリ)や太さも考慮しています。

数は、子供たちが編んでいる間に次の準備ができるよう、150個以上作る予定です。

次に、縦糸の10本分(糸の間隔15ミリ)の溝を深さ5ミリ程切り込みます。

次に、横糸を止める溝を、両側の柱の上部に上から10ミリ下に5ミリ程入れます。

次に、台の面取りをし、糊付けしやすいようにカンナで平らにします。

このように作った各部分を、組み立てて完成です。

これまでにも、勾玉づくりの弓きり(穴あけ用)や火起こし用の道具・展示ケースなどを製作しました。自分たちの手作りの道具が来館者の体験活動に生かされるのはとても楽しみです。
多くのメンバーのそれぞれの特技を生かした活動を通して魅力ある博物館にしていければと思います。


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