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仲間を誘って博物館へ(新井喜記) [解説ボランティア]


9月26日(水) 好天に恵まれ、松下テクニカルサービスOB会恒例の健康ウォーキングで17名が博物館を訪れた。

私は、この会社のOB。現在、博物館ボランティアをしているこの縁を大事にし、仲間を博物館へ誘ってみようと「健康ウォーキング」を計画した。仲間の賛同を得て、9月26日決行となった。

当日は、遠距離からの参加者が多く、JR吹上(ふきあげ)駅に10時30分集合し、バスで忍(おし)城まで向かい、行田市郷土博物館を見学した後、さきたま古墳公園まで徒歩で移動した。
歩き始めて40分、目の前に、さきたま古墳群「めざせ世界遺産」の看板。予定通り目的地へ到着した。

古墳亭で昼食を済ませると、早速散策を開始した。最初は、愛宕(あたご)山古墳から石田堤(いしだつつみ)を通り丸墓山古墳へ。

丸墓山古墳を登る

丸墓山古墳の98段の階段を息を切らせることなく登り、頂上からは今きた忍城を見渡すことができた。.石田三成もこの山に陣(じん)をとり、どういう心境で水攻(せ)めをしたのかと思いをめぐらした。今日は富士山、日光連山、赤城山、浅間山などの四方の山々が雲が多くて見られないのが残念だった。

そして、さきたま古墳群の中で一番古い稲荷山古墳へ。ここで、国宝「金錯銘(きんさくめい)鉄剣」は出土した。歴史的にも意義のある場所のため、礫廓(れきかく)・粘土廓(ねんどかく)を興味深く見て回った。

礫廓を興味深く見る

その後、将軍山古墳展示館を見学し、二子山・瓦塚古墳を見ながら、さきたま史跡の博物館へ。少々急いだが何とか予定時間に到着。

博物館では、学芸員の詳しく丁寧な解説を熱心に聞き入り、学芸員の話にも熱が入っているように感じた。
国宝展示室では、「金錯銘鉄剣」その他の国宝をゆっくりと見て回り、当時の優れた技術に感心しきり。
最後に、鉄砲山・中の山古墳を通り、奥の山古墳の発掘現場を見ながらバス停へと向かった。

帰りは、疲れが目立ったようだが、仲間は「さきたま古墳群はすばらしい」「個人でもう一度きたい」
「仲間を誘ってきたい」「前からきたいと思っていたが、きてよかった」等、感想を述べてくれた。

仲間を誘って、案内し、無事佐間団地バス停に着いて分かれる時、仲間の満足な顔をみて、誘ってよかったと思った。

今、県や市を中心に「世界遺産登録」へ向けての機運が高まっているが、私たちも、このすばらしい歴史的遺産を後世に残していくため、今できることを、しっかりと伝えたいと思う。

ぜひ、ご家族、お友達とお誘い合わせの上お越しください。
「私の故郷へきませんか」!!






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