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体験工房の一日(村井記) [体験ボランティア]


本日は、10月のすがすがしい一日。
日高市高萩(たかはぎ)北小学校、さいたま市鈴谷(すずや)小学校、さいたま市三橋(みはし)小学校他、四つの学校が訪れた。日光への修学旅行の途中の学校や、野外研修などで、博物館を訪れて、あわただしく展示室や体験工房を行き来した。大方は15分とか30分とかで通過し、ゆっくりと見学が出来ているか心配であった。

中でも静岡県の駿東郡小山町立明倫小学校から来た小学生たちは、6年生で静岡県に古墳が少ないことで、さきたま古墳群を研修したいと当館にきていた。予定より早く着き時間ができたので、「まが玉つくり」に挑戦したいと申し入れがあった。短い時間の中、落ち着いて製作に励み、全員が満足のいく「まが玉」を作って、次の古墳群見学に移動していった。その間、「まが玉」の歴史、埼玉県の県章の由来等も勉強した。おそらく作らなかった児童たちに自慢げに見せびらかすことだろう。

午後、視覚障害者の団体 ガイドヘルプボランティア彩の道(狭山市)の27人が体験工房に来場して、次のようなことを学習した。
①まが玉や古代の髪型(男女)をさわる。
②古代の兜(かぶと)や鎧(よろい)を手に持ち、実際に着用してみる。
③古代の土器や埴輪(はにわ)をさわる。
④まが玉の石に、弓きり式と舞きり式の穴あけ用具を使って穴を開ける。
⑤舞いきり式発火用具を使って、火おこしに挑戦。

目が見えないというので、説明の仕方をどおしようかと案じていたが、案ずるより産むがやすしの例えどおりで、普段と同じように接しても十分伝わったようで、きっちりと学習してもらえたように思う。
実際に触って動かしてみて、石に穴が開き、杉の木に煙(けむり)(匂(にお)い)がたつのを体験して、ほぼ全員がまが玉や火おこしに感動していた。


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