SSブログ
体験ボランティア ブログトップ
前の10件 | 次の10件

博学連携博物館利用研修会(村井記) [体験ボランティア]


8月29日(水)は、夏休み最後の週にあたり人出を期待したが、さきたま体験工房は数家族がまが玉づくりに励み、国宝展示室は数組のご夫婦の観覧があった程度でした。

今日のボランティアは5人で、ほとんどさきたま体験工房内の活動に終始した。
一方、講堂では朝10時からから学校の先生方の研修が行われ、「学校における体験学習の実践例」等の講座と体験学習が行われていた。

体験学習は、(1)火おこしと(2)まが玉づくりが実施された。
先生方は、(1)火おこしは移築民家の庭先で、学芸員の指導のもと多くの「火おこし」が見事に成功した。火おこし道具を使って、回転摩擦により火種をつくり、火種を麻綿に包み、それを振って炎を立ち上げると、火の熱さが手に伝わって身の危険も実感され、同時に火をおこす苦労とともに火を手にできることの確信を持たれたようでした。

次に、講堂に戻っての「まが玉づくり」も火おこしの疲れをものともせず、弓きり式による滑石の穴あけに挑戦し、それぞれこだわりのまが玉づくりを体験されたようです。

なお、この研修に残念ながら参加できなかった1人の先生が、前日にさきたま体験工房にいらっして、まが玉づくりや火おこしをそれぞれ体験されたことをここに報告しておきます。


nice!(0) 
共通テーマ:地域

夏休み企画 さきたま風土記の丘教室「まが玉をつくろう」(小澤記) [体験ボランティア]


8月24日(金)連日猛暑が続く中、今日は夏休み企画 小・中学生とその保護者を対象としたさきたま風土記の丘教室『まが玉をつくろう』。

朝からむし暑く参加者の出足が心配された。しかし時間には予定通り約50名参加。
席がいっぱいになるのを見て一同ほっとする。小・中学生対象である事から母親同伴も何組かみられ、子どもに年齢の幅を感じました。この時期夏休み宿題の駆け込み参加者も多いといわれています。

初めに学芸員による挨拶(あいさつ)があり、次いで私が「虎(とら)の巻」片手に、玉(たま)で身を飾る風習が1万2千年前ごろから始まった事や、埼玉県の県章について簡単に説明させて頂いた。


ボランティアで「まが玉」の解説

和やかな雰囲気(ふんいき)の中、真面目に子どもたちによるまが玉つくりが始まった。
特記すべきは、今回まが玉つくりにおいて、古代人が使っていたと思われる「弓錐」(ゆみきり)を7台使用し、まが玉の目(ひも通し穴)を開ける効率を高めた事。
これは、ドリルを丸棒の先に固定。これを錐(きり)とし、棒に糸を張った弓を使用して弓の糸で錐を回転させ、石に目の穴を貫通(かんつう)させる方法です。


製作した「弓きり」

このように、ちょっとした工夫が手作り品の効率に大きな影響を及ぼす事に、大変感動しました。
今回は、支援ボランテア5名の他、8名の博物館実習生の応援もあって、参加者に対し細やかな対応が随所にみられ、参加者にも大変喜んで頂けました。
大成功であったと思われました。


nice!(0) 
共通テーマ:地域

夏休みの体験工房(村井記) [体験ボランティア]


8月17日(金)の博物館は、お盆明けで混雑を予想したが、予想に反して閑散とした状態であった。
そこで、「さきたま体験工房」での体験ボランティアをしながら、館内の解説ボランティアも実施し、結果大変感謝された。

子どもたちの中には、夏休みの宿題をこなす子どももいて、古墳を案内してほしいとの要望にこたえて、古墳群ガイドボランティアで古墳群ツアーに出かけた。

気温は、朝から30度を超えており、猛暑の中でのツアーになった。丸墓山古墳、稲荷山古墳、将軍山古墳、二子山古墳と回って、さらに、道路を渡って、鉄砲山古墳から奥の山古墳、中の山古墳、瓦塚古墳とめぐってきた。

子どもの夏休みの宿題としては、盛り沢山となり、消化しきれないのではと思いながら説明して回ったが、付き添いのお母さんは大いに満足していた。

子どもの質問にも答えられ、上出来のツアーであったと思うが、本当に暑かった。
暑いはず、熊谷は40.9度という日本最高気温だったと後から知った。
ガイド後は、着替えて十分な水分補給をして元気を回復した。

一方、「さきたま体験工房」の「まが玉つくり」も道具がそろったり、ボランティアの支援技術も一段と進んだりで、夏休みの自由研究の課題としても満足の行く結果を引き出せるようになってきている。

これから月末の夏休み終了が近づくにつれて、これらの要望がますます多くなることが想定されるので、努力したいと思っている。


nice!(0) 
共通テーマ:地域

古墳を測ろう : 夏休みこどものための学芸員講座(北村記) [体験ボランティア]


8月4日(土)は 夏休み こどものための学芸員講座 「古墳を測ろう」でした。
歩いて距離を測る方法を「歩測(ほそく)」といいます。
江戸時代、伊能忠敬(いのうただたか)は歩測で日本地図を作り、その地図は正確なものでした。
しかし、歩測で正確な測量をする為には歩く時の一歩の幅(歩幅が)いつも
同じでなくてはなりません。
今回の講座は最初に20mを何歩で歩けるかを3回測って
自分の歩幅の平均値を出します。
そして、奥の山古墳の堀端のある区間を「歩測」で測り
その値が実際の平板測量(へいばんそくりょう)で測った距離に最も近かった
参加者が優勝者となるルールです。

  事前に説明を受ける参加者

 20mを何歩で歩けるか測定する

   平板測量 実施中

 問題区間を歩測にて測定しているところ
正解は何メートル?
平板測量では41.5mでした

優勝は41.4mのさいたま市から来た中学1年生の女の子でした。賞品としてはにわの貯金箱が贈られました。

今、奥の山古墳では発掘調査が行われています。
奥の山古墳は今まで周堀(しゅうぼり)が1重だと思われていたが今回の
発掘で2重周堀であるらしいことがわかったそうです。
 発掘担当学芸員さんの説明を聞く参加者。
金錯銘鉄剣(きんさくめいてつけん)のような大発見が、またあるかも知れません。
今日は、午前中から気温が上がり暑い一日でしたが
測量のアリダードという測定器には馬の尻尾の毛が使われていることなど
知ることができて有意義な一日でした。

これは私です。


nice!(0) 

城北埼玉中学校 1年生 まが玉つくり(新井喜記) [体験ボランティア]


8月3日(金) 台風5号の影響もなく、城北埼玉中学校の1年生80名が来館し「まが玉つくり」を体験した。
学習支援は博物館の重要な役割のひとつ、職員・ボランティアが一丸となって準備段階から力が入る。
 
事前ミーティングを実施し役割分担の確認をし、最高のお手伝いが出来るよう準備万端体制を整える。
生徒たちは予定通り「元気に挨拶(あいさつ)」をして、10グループ8名ずつに別れ各テーブルの席に着いた。

最初に「まが玉」についての基礎知識の話を興味深く聞いたあと、各グループ担当の職員・ボランティアの指導のもと、さあ「世界でひとつの宝物」の作製開始。

形はさまざまだが一生懸命取り組む姿勢が美しい。そのためこちらも自然と熱が入る。

出来上がり状況は人それぞれだが、みんな個性を持って作り上げている。

それを見てみんな満足してくれただろうかと思いつつ、自分も充実感にひたる。

「まが玉つくり」終了後は、ボランティアの案内で展示室に移動。時間が十分にあり「金錯銘鉄剣」等興味深く回っていたのが印象的だ。ひとつでも今日の体験を記憶に残していただきたい。

終了後、ボランティアは日々の反省と改善のためのコミュニケーションを重ねている。
共に学びながら利用者が満足し、再びご利用いただけるよう心のこもった対応を心がけたいと常に考えております。


nice!(0) 
共通テーマ:地域

箱田児童クラブのまが玉つくり(武田記) [体験ボランティア]


8月2日(木)、熊谷市の箱田児童クラブの子どもたち(小学校の1年生から3年生28名)が、3名の指導員に連れられて「まが玉つくり」にやってきました。

今回は、私が「まが玉」の説明をしてから作業を始めました。
「まが玉」に紐通し用の穴を開けるのは、手回しのドリルで開けます。これは、力が必要なので低学年の子どもにとっては大変な苦労のようです。自分で開けられる児童もいましたが、ボランティアが一部ドリルを使って開けてやったり、手伝ったりしていました。

また、最初に「まが玉」のデザインを石に描くのですが、誰もが小さく描くことが多く見られます。今回も小さく描いているので、今までは修正を加えていたのですが、私がつくった「まが玉」のモデルをコピーした型紙を渡して描かせてみました。

自慢の「まが玉」が出来上がると、胸に下げた児童を連れて国宝展示室をAさんとUさんが案内しました。

低学年のため作業が遅いと考えていましたが、児童クラブに通っているためか、なかなかしっかりしており、自分で積極的につくっていました。
また、「まが玉つくり」のスムーズな運営については、低学年の場合は型紙を利用することも良いのではと思いました。


nice!(0) 
共通テーマ:地域

まが玉づくり(村井記) [体験ボランティア]


7月27日(金)は、町田市立三輪小学校6年生が、林間学校で日光へ行く途中に、当博物館にバスでやってきた。児童たちにとっては、2泊3日の第一日目が「まが玉つくり体験」でした。

110名の児童たちと8名の先生は、予定時間より早く到着した。「まが玉つくり」を先にする予定だったが、われわれの準備が整っていなかったので、展示室の見学を先にしてもらうことにした。

その間に、ボランティアが12名集結していたので、レストハウスに製作道具一式を運び込み、怠りないように急いで準備をした。屋根付きとはいえ、レストハウスは暑く、かなりのハードワークであった。

予定の10時半には、すべての準備が整ったので、児童たちが博物館からレストハウスに移動し、「まが玉つくり」が開始された。それに先立ち、Oさんが「まが玉」について、2分程度の解説をした。歴史を勉強中の児童たちは、熱心に聞き入っていた。

テーブルには、6人一組で既に組みつくりされた児童たちがスムーズに各テーブルにわかれた。テーブルごとに配置されたボランティアの「まが玉つくり」のやり方の説明を受けて、「まが玉」の絵描き、ひも通し用の穴あけ、紙やすりで「まが玉」の削り出し、「まが玉」磨き、紐通しなどの一連の作業をこなした。自作の「まが玉」を胸に下げて後片付けを済ますと、11時半になっていた。

ボランティアの数に対して、テーブルの数が19と多く、一人で1テーブル以上の面倒を見ながら、何とか限られた時間内に終了させることができた。
児童たちは、自慢の「まが玉」を胸に下げてバスに戻って行った。

今回の反省点
(1) 鉛筆、マット等の数量が不足。準備怠りなく!!
(2) 「まが玉つくり」終了後、児童たちに後片付けをさせたのは良かった。しかし、せっかく水洗いをしない方法として、新聞紙を使うやり方に変えたのに、パレットとマットの水洗いを児童たちに課してしまった。そのため、水場が「まが玉磨きの児童」と「後片付けの児童」が一緒になり混乱した。もう一度、手順の確認!!


nice!(0) 
共通テーマ:地域

体験工房の道具゛つくり(村井記) [体験ボランティア]


博物館では、今年のイベントとして、いろいろな催しが計画され、実施されてきた。
「さきたま体験工房」の中では、「火おこしに挑戦」は人気があるので、主力種目として今後取り入れていくことになった。
そこで、自前の火おこし道具がないので、「火おこし」の道具作りを始めることにした。

1. 火きり臼(うす)の製作 

① 材質は杉材で、台に固定する穴を、左右2個 ドリルで開ける。
② 臼の部分を、浅い穴をドリルで切削する。

③ その穴の中心まで達する切り欠きのV字溝(みぞ)をノコギリで加工する。

2. 火きり杵(きね)の製作
① やや硬い丸棒を10cm程度の長さにカットする。
② 留め金用の鉄のピンは、4mm径の市販のものを購入し、刺せるよう丸棒の中ほどにドリルで穴をあけ、ピンを刺す。

③ 火きり杵の先端をナイフでとがらせる。

3. はずみ車の製作
① はずみ車は、厚板に穴をあけたものを購入し、2枚の板をはり合わせる。

② はずみ車の角をノコギリで切り落とし、八角形にする。

③ はずみ車の角をカンナで面取りする。

④ 貼り合わせたはずみ車の上側に、心棒を差し込む穴をあける。
⑤ 貼り合わせたはずみ車の下側に、火きり杵を差し込む穴をあける。
⑥ 心棒にひもを通す穴をあける。

4. 手押し板の製作

① 板の中央に、心棒が貫通する穴を開ける。心棒より大き目の穴にし、穴の部分を紙やすりで削る。
② 両端に、ひもを通す穴を開ける。ひもに抵抗がかかるので、角のない穴にする。
③ 火おこしの際、手押し棒を握る手が、はずみ車に当たらないように、手押し板の上に赤のガムテープを巻く。

5. 組立て
① はずみ車の下に杵の受け板兼回転防止板をつくり、貼り付ける。

② はずみ車に心棒を差し込み、固定する。
③ はずみ車に火きり杵をつける。

④ 手押し板と心棒に、紐を通して調整する。
⑤ 紐が当たる部分を、ガムテープで補強する。
⑥ 火きり臼は、台の上に固定し、はずみ車を受けられるように据える。

     これは、先に製作した台

5. 火おこし道具(舞いきり式)の完成

どうです。出来栄えは見事でしょう。古代の火もみごとに起きました。
製作は、手順を踏むことによって、誰でも製作できることを確信しました。


nice!(0) 
共通テーマ:地域

八王子市立松が谷小学校(6年、35人)の「まが玉つくり」(熊谷記) [体験ボランティア]


7月19日(金) 
日光への修学旅行の1日目の行程であるとのこと。「まが玉つくり」をして、昼食後に古墳めぐりの予定。

「まが玉つくり」は、35人が5人ずつ7つのテーブルに分かれてから、私の「まが玉」についての説明で始まった。各テーブルは、学芸員2人とボランティア5人で分担し、付っきりで援助。

代表的な形の「まが玉」をつくり始める児童が多いのはもちろんである。しかし、私の担当した男子は「J」のマークをつくりたい、「人形(ひとがた)」にしたい、「+」の形にこだわるなど、「まが玉」の形に関心を示さない。

作業が始まれば、熱中して取組むものの、複雑な形状に悪戦苦闘(あくせんくとう)し、ついには時間切れ。仕上げ手順を指導して、宿題となった。

その後、同じグループの児童を国宝展示室に引率して15分程度の展示解説を行う。
展示に興味を示す児童が半分、展示より自作の「まが玉」が気になって「まが玉みがき」を止められない児童が半分だった。

引率の先生からは、「全員が集中して取組んでいたことや自作のまが玉を大事にしていることが見られてよかった」という感想をいただいた。


nice!(0) 
共通テーマ:地域

休日のボランティア活動(村井記) [体験ボランティア]


7月16日(月)は晴れ。

三連休最後の日とあって、多くの来場者が予想された。
当日は、職員の数も少なく、ボランティアも私一人。「さきたま体験工房」の対応は私だけですることになった。

開館直後、防衛大学の学生5人が、「まが玉づくり」に挑戦した。学生は、一般客と混じって楽しそうに作業を始めた。
工房は、午前・午後で約70名が入れ替わり立ち代りやって来て、にぎやかだった。
終わってから思うに、10時頃にもう一人ボランティアが増えても、ほっとするのもつかの間で、充実した=忙しい思いをした一日だった。

「新潟中越沖地震」で、館もかなり揺れた。とっさに、入館者の誘導や展示資料などのことが頭をよぎった。

地震や台風などの災害時の対応については、ボランティアは訓練を受けていないので、どう対応するのがいいのか・・・・・・
たとえば金錯銘鉄剣の窒素封入が壊れた場合、どんな対応が望まれるのか、今後の課題と思われた。


nice!(0) 
共通テーマ:地域
前の10件 | 次の10件 体験ボランティア ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。